Nature Remo 3 というスマートリモコンを使ってみました。
設定も簡単で、思った以上に便利です。というより、もう手放せません。全部屋につけたい!
Nature Remoのしくみは、スマホやスマートスピーカーから、インターネットやWi-Fiを通してRemoに命令を送り、Remoから赤外線通信で設定した家電を操作します。
なので、壁を通過してくれない赤外線では、複数の部屋の家電を操作できないのでした・・・。
Nature Remoは、一部屋に一台!
現在、仕事部屋で、エアコンと、照明と、扇風機の3つを、1つのNature Remo 3に登録して使っています。
そして、この3つを Google Home mini(スマートスピーカー)から操作できるようにしています。
部屋に入った時に、
OK Google、全部つけて!
はい、3個のデバイスをオンにします!
これで、照明もエアコンも扇風機もオンになります。
OK Google、エアコンの温度を上げて!
はい、エアコンの温度を上げます。
というように、登録したデバイスのオン/オフや、現在の部屋の温度の確認、温度の上げ下げもグーグルにお願いするだけで行ってくれます。
ほんとうはグーグルじゃなくてNature Remo 3がやってくれてるのに、グーグルは自分の手柄みたいな顔してます!
私の生活では、11:40には昼食の用意を、17:00には夕食の用意をするために部屋を移動するので、11:40と17:00に強制的に全部をオフにする設定にしてみました。
夢中になっているときはちょっとムカッとしますが、アラームで気づくより、「もうちょっとぉ~」というのがなくなって絶対役立ちます!
荷物をいっぱい持って照明をつけたいときや消したいときも、グーグルにキスしたくなるくらい便利です!
もちろん、スマートスピーカーから命令するだけでなく、スマホアプリでタップして使うこともできますし、Androidスマホなら 「OK Google」で、iPhoneなら 「Hey Siri」で使うこともできます。
設定はとても簡単です
まず、Nature Remo 3 の設定をしますが、スマホ用のNature Remo のアプリをインストールして、アカウントを作り、電源コンセントにつないだら自宅のLANを見つけてくれます。あとは Wi-Fiのパスワードを入力して終了です。
次に、それぞれのデバイスの追加です。
Nature Remo のアプリでコントロールの追加(+)を選んでデバイスの種類を選択したら、リモコンを Nature Remo 3 に向けてピッとどれかのボタンを押すだけでした。
最後に、Google Home miniでデバイスを使いたければ、Google Home アプリにデバイスを追加すればOKです。
Google Homeだけでなく、Amazon Echo や Apple HomePod などのスマートスピーカーと連携させることができます!
詳しくは Nature Remo 3 ヘルプ やよくある質問【Nature Remo 3】に書かれていますが、ほんとうに簡単でした。
条件としては、以下の2つです。
- 宅内にWi-Fiの設定がしてあること
- デバイスに赤外線リモコンが付いていること
我が家のベッドルームの照明はまだ蛍光灯で、リモコンはありませんので使えません・・・
時間になったら全部のデバイスをオフにする。(〇〇になったらxxする!)
Nature Remo 3(Nature Remo アプリ)では、「オートメーション」と言って、トリガー(「〇〇になったら」のきっかけ部分)を指定しておいて、自動的に何かを操作させることができます。
例えば、私の場合は「毎日11:40になったら、照明とエアコンをオフにする」というオートメーション設定に「昼食の準備」という名前を付けて登録しています。これで、時間になると強制的に照明もエアコンも消されて食事の支度にキッチンに追い立てられる!ことになります。
扇風機はついていると消える、消えているとつく、という状況によってオン/オフが変わるトグルスイッチなので、オートメーションが実行されるときの状況がわからないので入れていません。
テレビのトグルスイッチの裏ワザはあるようですが・・・。
トリガーには「人感センサー」もあって、これを使ってみたかったので、部屋にいる間は照明とエアコンをつけて、部屋を出たら照明とエアコンを切る、と設定してみました。
人がいるかどうかのセンサーってなんとなく近未来的な感じじゃないですか?
でもパソコンの前で指だけ動かしている私は、人感センサーには引っかからずに、あっという間にエアコンも照明も消されてしまいました・・・。
(一応)Nature Remo 3では、人感センサーの性能が大幅にアップデートされ、「人感センサーの反応があるとき」の実行後に再度オートメーションが連続して作動しないように、”反応しない時間”を設定できるようになっています。また、〇〇時間「人感センサー反応なし」のとき、というように時間を設定できるようにもなっています。
私の使い方では、ちょっと・・・。
全部つけて!照明と扇風機をつけて!(Google Home かしこい!)
最初、3つのデバイスのオン/オフをひとつずつ命令していたんですが、これが結構面倒です。
ところが、Googleはなかなかかしこくて、「OK Google、全部つけて」とか、「OK Google、照明とエアコンをつけて」に対応してくれます。
便利にするためにいろいろと設定が必要かと思ったのですが、今のところ特に何も必要なかったようです。
Nature Remo 3 ってなに?
Nature Remo 3 は、上述したように、スマホで家電を操作できるスマートリモコンです。
2014年12月に設立したNature 株式会社という、新しい日本の会社が開発し販売しています。
Nature Remo 3 という名前の通り、Nature Remo mini、Nature Remo 2 の次に発売された3世代目で、2020/8/5に発売されたばかりの新商品です。
大きさ 70x70x18mm、重さ 40g という、小さくてとても軽いものです。
上の写真では、Google Home mini と比べて大きく見えますが、実際にはGoogle Home mini のほうが大きいですし、Remo裏側の穴にがびょうを突っ込んで本棚の枠にくっつけていますが、メモ用紙を貼っているのと大差ない重量感です。
Wi-Fi は 2.4GHz のみ対応で、赤外線リモコン付きの家電に使えるだけでなく、Nature Remo 3 では Bluetooth対応機器 (現在は、mornin’ plus のみ)も使えます。
mornin’ plus は、株式会社ロビット の販売している スマホ連動型カーテン自動開閉機です。
うぉ~
そもそもスマートホーム、スマートリモコンとは
スマートホームとは、IoTやAIなどの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のこと。
(ウィキペディアから抜粋)
外出先から「家の掃除しておいて」と頼んだり、「今日冷蔵庫に何が残っていたっけ」と買い物先から質問したり、「あ、鍵かけるの忘れたかも!鍵かけといて」といったことができるようになってきました。
鏡で顔色のチェックをし、トイレで尿検査ができて、異常があれば教えてくれたり、主治医に連絡がいったりできるようなデバイスや通信技術も整いつつあります。
そんな環境が整っている家が、スマートホームです。
そして、そのスマートホーム化は、家を建てるときに作りこんだり、新しいスマートホーム用の家電を購入したりする必要がありますが、スマートリモコンを使えば、今ある赤外線リモコンを使った電化製品をスマート化することができます。
デバイス(モノ)はインターネットにつながることにより他のデバイスとつながったり外からの命令を受けることができるようになります。
これを「モノのインターネット(Internet of Things)= IoT(アイ・オーティー)」と言います。
スマートリモコンは、ふつうの扇風機や照明までIoTに変えてくれるんですね。
とまぁ、こんなSF映画のようなことがどんどんできるようになってきています。